知的財産権講座第159回:知っておくと役立つ特許の話

特許権を侵害された場合の対応は
どうすればよいのか
特許権侵害とみなされる場合
インクジェットプリンタの構造についての
特許権があるとします。
その構造のためのみに使える重要な部品については、
特許権の範囲に含まれせん。
特許権の侵害にはなりません。
これでは、実質的に特許権侵害に直接に結びつく
ことになります。
発明の内容の全部を、実施していなくても、
特許権侵害をみなされるという規定があります。
これを、「間接侵害」といいます(特許法101条)。
特許権は、産業の発達を図ることが目的ですから、
やはり、特許権者に手厚い規定を設けています。