知的財産権講座第207回:特許権の活用

特許権の活用

特許権を苦労して費用をかけて取得したけど、
どのように活用したらよいでしょう

これから何回かに分けて、特許権の活用に
ついてお話したいと思います。

まずは、特許権の活用の仕方の基本についてです。

特許権を取得したのですから、独占的に
技術を使用したいですね。

例えば、ある会社が液晶の材料の特許を
取得しました。

他社への特許権のライセンスをしないで、
1社で市場を独占するという戦略を取る
とします。

一見すると、市場を独占すれば利益を総取りできる。
おいしい話に思えます。

しかし、本当にそうでしょうか

 

1社で、大きな市場を形成することは
なかなか難しいです。

 

代わりの液晶材料の技術が他社から
開発され、その材料が業界の基準
として使われることも考えられます。

 

一方、他社に液晶材料の特許権のライセンス
をするという戦略もあります。

この場合は、1社で市場を独占できませんが、
他社も含めて市場の拡大が見込める可能性
があります。

自社の液晶材料が、業界のスタンダードに
なれば、広く使用されライセンス料も
入ってきます。

1社で市場を独占するより、利益を上げる
可能性があります。

次回は、特許権をライセンスする戦略について
紹介したいと思います。

関連記事

  1. 特許明細書の作成
  2. 知的財産権講座第79回:特許査定とはなにか?
  3. 知的財産権講座第273回:特許調査のノウハウとは?
  4. 知的財産権講座第275回:勘違い?著作権は登録が必要
  5. 知的資産経営その22(知財活用の種類)
  6. 知的財産権講座第67回:私の発明の明細書を公開
  7. そんなに安い費用では特許出願はできません
  8. 知財経営の実践(その6)特許調査

最近の記事

PAGE TOP