知的財産権講座第151回:知っておくと役立つ著作権の話

著作権で、あなたの{アイデア}は保護されません

 

例えば、あなたが雑誌やホームページで、
短期間で行政書士試験に合格できる勉強方法
を表したり、新しい家具のデザインを発表
したとします。

新しい光記録方法が書かれた論文を発表
しました。

これらは、もちろん著作物です。

これらの著作物を、他人があなたに無断で
発表すれば、著作権の侵害になります。

しかしですよ あなたが発表した勉強方法で
受験機関が教えても、
あなたの論文の内容に基づいて、企業が
製品を作っても、
あなたのデザインした家具を、誰かが
真似しても、著作権の侵害になりません。

 

また、他人がその方法を別の雑誌で記事で
紹介しても著作権の侵害になりません。

ここを注意しなければなりません

著作物とは、「表現されたもの」です。
アイデアを保護するものではありません。

この場合、もしアイデアを保護したいなら、
光記録方法なら特許の取得をする。

デザインした家具なら、意匠権の
取得をすることを検討する
必要があります。

勉強方法は、保護する方法が無い ので
他人にまねされても仕方ありませんね。

まねされたくなかったら秘密に
しておくしか手はありません。

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