うちの親が書いた遺言書は有効か?

うちの親が書いた遺言書は有効か?

私の地元で行われた行政書士開催の
遺産・相続セミナーに、参加してきました。

セミナーに、参加して気付いたことなど
を紹介します。

うちの親が書いた遺言書は、無効でないか
大丈夫だろうか。

 

自分で書く自筆証書遺言

きちんと遺言の書き方の市販マニュアル本を
読んで書けば、大丈夫だとは思います。

うちの親が書いた遺言書は自筆証書遺言だと
思われます。
今度、確認してみます。

 

簡単にできる手書きの遺書

公証人のお世話にならずに、
自分で手書きで作成する遺言が、
自筆証書遺言です。

自筆証書遺言でも、もちろん法の定める方法に
のっとって作成しなければなりません。

注意点は

ワープロ作成や、録音テープで作成や
代筆は、認められません。
必ず、自筆の手書きで書きます。

自筆証書遺言は無効になりやすい。

以下が、絶対必要です

●年月日の記入

●署名

●押印

遺言文を訂正したのに訂正印が
欠けていると無効になります。

自筆証書遺言のメリットは

手軽(公証書遺言などのような手続きが不要)

費用がかからない(後で検認の費用はかかる)

秘密にできる。

デメリットやリスクは

方式違反や内容不明で無効のおそれがある。

本人が保管することが難しい。

紛失、偽造などのおそれがある。

死後に見つからないおそれがある。

なお自筆証書遺言は、家庭裁判所の
検認手続きが必要です。

行政書士の仕事としての、自筆証書遺言は
遺言作成の相談・指導でしょう。

やはり、公正証書遺言のような手続きが
複雑なものが行政書士の仕事となるでしょう。

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