行政書士は、事務弁護士か?
日本においては事務弁護士は
行政書士ではないでしょうか
という話もあります。
ちなみに「事務弁護士」という表現はイギリス
の弁護士制度、
法廷弁護士であるバリシターと
事務弁護士であるソリシター(Solicitor)
に由来しているようです。
Photograph of Sir Farrer Herschell / Law Society of Upper Canada Archives
アメリカでは、日本の行政書士が
やっているような仕事はすべて弁護士が
行っていると聞いたことがあります。
法廷に立つ弁護士以外に、事務手続き専門の弁護士
もたくさんいるようです。
法的紛争性のある事件については、
弁護士の独占業務とされているため、
紛争性のない法律事務を行う行政書士
などにおいて特に注目されています。
ただし、一般市民の認知度は低く、
行政書士間ではよく使われるようです。
争いを未然に防ぐ
行政書士が予防法務として、特に力を入れている
業務分野は遺言書作成のお手伝いです。
著作権登録の業務も、そうです。
Solicitor=事務弁護士というと、
法廷以外の事務であれば何でも
できると誤解されかねない危険
があります。
名称は何であれ、予防法務は、行政書士の
重要な業務であることは間違いありません。
さらに民事訴訟法が試験科目に加わるらしいとか、
加わるべきだという意見は、以前に
よく聞く話でした。