知的財産権講座第164回:知っておくと役立つ特許の話

他人から特許権を侵害されたとラブレターが届いた
どうすればよいのか

 

他人からラブレターをもらった場合の対応

他人から以下のような、特許侵害の警告状
が届くことがあります。
まず他人から、あなたの会社は私の会社の
特許権を侵害しています。
ついては、話し合いたい。

業界では?ラブレターが届いたと言います。

ラブレターですから、他人から
恋い焦がれられているということでしょうか

このラブレターが届いた場合の対応について、
紹介します。

もし、このようなものが届いても
あわてず、じっくり検討することが必要です。

この検討について、特許権の侵害について、
学べるよいテーマです。

まずは、相手の特許権の内容を確認します。

相手から特許を侵害していると警告を受けた、
この場合は、一種の戦いですから敵のことを
よく知らなければなりません。

特許権が設定登録されると、特許庁から特許広報
が発行されます。

これは特許庁のホームページから確認できます。

しかし、これでOKか

そうではありません。

特許権を取得したけれど、特許料を払わず
特許権が消滅していたり、他人に特許権を
譲渡(売る)している場合もあります。

これらの情報を知るには、
特許登録原簿を確認する必要があります。

この特許原簿を確認することで、
その特許権の正当な持ち主かどうか、
特許権の期限が切れていないか
を確認します。

特許権の存続期間は、原則として出願日から
20年です。

不動産の登記を確認するようなものですね

あわてず、相手の特許権の内容を確認する
ことから始めるわけです。

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