会社設立時の開業資金の借り方2
日本政策金融公庫の融資
会社を設立した創業時には、いろいろと資金が必要です。
設備資金や運転資金の確保が必要となります。
多くの中小企業は、実績不足や返済の見込みが不透明という理由で、創業時に資金を融資してくれる民間の金融機関は、ほとんどありません。
そこで、中小企業の資金調達を補完してくれるのが日本政策金融公庫となります。
なかでも日本政策金融公庫の「新創業融資制度」がおすすめです。
新創業融資制度
新創業融資制度概要は、新規開業資金や女性、若者・シニア起業家支援などの制度融資で、担保や保証人を不要とする特例措置です。
・融資限度額は、3000万円(そのうち運転資金1500万円)
・返済期間:各融資制度で定められた返済期間内
無担保・無保証人で借りられる
新創業融資制度の最大のポイントは、無担保・無保証人で借りられることです。
この制度は、審査の通りやすさと利用率が高いことも特徴です。
これは、多くの中小企業にとっては大きなメリットです。
しかし、誰でも融資を受けられるわけではありません。
融資の条件を満たし、日本政策金融公庫を説得できる資金計画と事業計画が重要です。
融資実行手順
・支店の窓口へ相談し、書類を作成する
・必要書類の提出
借入申込書
創業計画書
見積書
会社の登記事項証明書
店舗などを借りている場合は、賃貸借契約書
・面談
日本政策金融公庫では、面談の結果が重要です。
事前に十分に準備してリハーサルをしておきましょう。
面談では、創業計画書に書く以下の項目について、しっかりと答えられるようにしましょう。
・創業の動機
・事業概要
・事業の経験
・事業に対する理念
・事業計画
・借りたい金額と使い道
・自己資金調達のルート
・お金の流れ(仕入れと売上)
・結果についての通知
面談後、1~2週間で審査結果の通知がきます。
・融資の実行
契約の手続きが完了すると、融資額が希望の金融機関の口座に振り込まれます。
相談から約1ヶ月くらいかかります。