知財と語学力

特許出願は、日本だけでなく、外国への
出願もあります(外国出願)。
外国出願は、英語で明細書を作成します。
公用語が英語の国で、そのまま各国の
代理人から出願してもらいます。
公用語が、英語でない国では、英語で
明細書を作成して、現地の代理人に
送付して、公用語に翻訳してもらい
出願することになります。
特許権の範囲は、翻訳した内容で決まり
ますから、きっちりとした内容に
しなければなりません。
間違っていたり、ニュアンスが違っていたり
したら、そのまま権利内容となってしまいます。
外国特許出願では、語学力はかなりの
レベルを要求されます。
特許翻訳は、翻訳専門の業者や翻訳家に
外注に出す場合もあります。
私の知り合いは、自宅で特許翻訳の
仕事をしています。
彼も、アメリカの大学と大学院を
卒業しています。
一家3人で暮らしていますから、
そこそこの収入があるようです。
忙しい時は、徹夜もするようです。
期限管理が厳しいのが、特許出願の
世界ですから。
知財は、語学力が武器となる世界です。
私ももっと語学力を磨かなければと思います。