会社設立の流れ15(合同会社か株式会社か?)
合同会社のメリット
合同会社は、1人でも会社を設立することができます。
また、社員には個人だけでなく法人もなることができます。
このような特徴から、小規模な起業から、大企業や研究機関や大学が共同で事業展開することも可能です。
合同会社は、定款認証が不要で、認証の手数料がかかりません。
また、登録免許税も株式会社が15万円ですが、原則6万円ですみます。
しかし、株式会社と比べると、まだ社会的には知られていません。
合同会社は、株式会社と比べると設立にかかるコストが安い。
意思決定方法や利益の配分が出資比率によらずに自由に決められる。というメリットがあります。
社員は、すべて有限責任です。したがって、起業時のリスクが低いものとなります。
また、会社の組織が株式会社に比べると単純で小回りがききます。
現状に応じた柔軟な経営を行うことができます。
合同会社と株式会社のどちらを選択すべきか?
将来的に会社の規模を大きくしたい、株式の上場まで視野にいれている。
この場合は、株式会社を選択すべきです。
また、株式会社は社会的知名度が高く、社会的信用があります。
この点を重視するならば、株式会社を選択すべきです。
一方、設立の際に費用や手間をかけたくない。
将来的に会社の規模を大きくしたい、株式の上場までは考えていない。
この場合には、株式会社より合同会社の方がよいでしょう。
株式会社も、資本金1円から設立できます。
合同会社と株式会社のどちらを選択すべきかは、個々の事情により選択することになります。