会社設立の資本金その1
会社設立の資本金はいくらにすればよいか?
会社法によれば、資本金は1円でもよいです。
しかし1円でよいでしょうか?
会社をつくる目的はなんでしょうか。
会社設立の目的のひとつは、社会的信用を得ることです。
資本金1円では、社会的な信用が得られるか?疑問です。
資本金をいくらにすればよいか。
結論
資本金=初期費用+(1カ月の運転資金×6ヶ月)
運転資金×6ヶ月としたのは、開業後に売上が上がるまで、6ヶ月かかるとみてのことです。
開業後に売上が上がるまで、もう少しも短い期間でよい場合もあります。
しかし最低限、運転資金×3ヶ月は確保することがよいです。
初期費用とは
・事務所や店舗の初期費用
・会社設立費用
・会社設立前にかかる費用
1カ月に必要な運転資金とは
・事務所や店舗の家賃
・設備、備品の購入資金
・商品の仕入れ
・広告宣伝費
・通信費
・交通費
・消耗品費
・人件費
などです。
資本金を決めるためには、次のいくつかの観点があります。
・税金面
・運転資金面
・借入融資面
・許認可の面
・決算の面
・信用面
今回は、運転資金面からについて説明しました。
なお、会社を設立する人それぞれで、事情が異なります。
個別に専門家に相談してみることをお薦めします。